拝観時間:午前9時〜午後5時/拝観料:400円
歴 史
応永元年(1394)に将軍職を義持に譲った足利3代将軍義満が、
西園寺公経の山荘の跡に『北山殿』と呼ぶ別邸を造って隠棲しました。
応永15年、義満が没するまで政治の中心となりますが、彼の死後、
その子義持により禅刹に改められ、
義満の法号にちなんで『鹿苑寺』と号するようになりました。
大半の建造物は応仁の乱などに焼失し、
北山文化唯一の遺構であった金閣も昭和25年(1950)に
一人の学僧によって放火され焼失してしまいました。
現在の建物は昭和30年に再建されたもので、
昭和62年には、金箔が全面張り替えられ、
きらびやかな姿を蘇らせました。
見どころ
鏡湖池に臨む3層の楼閣の金閣は、初層は寝殿造りの『法水院』、
2層目は武家造りの『潮音洞』、
3層目は唐風の『究竟頂』となっており、
三つの違った様式を見事に調和させています。
また、衣笠山を借景とした池泉回遊式庭園は、
室町時代を代表する名園として知られています。
春、夏、秋、冬、季節によって色とりどりに風景が変わるり、
季節ごとに足を運ぶ事がお勧めです。
また、池に映る逆さ金閣寺は必見です。
金閣寺