拝観料:通天橋300円、方丈庭園300円/
拝観時間:午前9時〜午後4時
歴 史
摂政九条道家が嘉禎2年(1236)から、
実に19年もの歳月を費やして、
聖一国師を開山として造営したものです。
また、京都五山のひとつで、臨済宗東福寺派の大本山です。
奈良の東大寺のように大きく、
興福寺のように盛大を極めた寺に・・・と
それぞれ一字ずつとって『東福寺』と命名されました。
見どころ
東山の山腹と渓谷を利用した境内には、
国宝の三門から昭和9年落成の本堂、
わが国最古で最大の禅堂(重文)や、
長さが35mもあるという便所の『東司』(とうす(重文))、
方丈などが続き、鎌倉・室町期の禅宗建築様式
そのままに立ち並んでいます。
方丈庭園は鎌倉時代の手法を用いた昭和の枯山水。
角石と苔とが描く市松模様の北庭はよく知られています。
また、本堂と開山堂を結ぶ 『通天橋』の一帯は、
洗玉澗と呼ばれる渓谷で、紅葉の名所となっており、
秋にはたくさんの人々で賑わいます。
境内の25の塔頭も名寺が多く、虹の苔寺という愛称をもつ光明院や、
重文の不動明王を安置する同聚院、
雪舟の築造と伝える鶴亀の庭がある芬陀院(ぶんだいん)、
九山鉢海の名園をもつ霊雲院など見どころがいっぱいのお寺です。
見頃は、桜が咲く春と、秋の紅葉です。
特に通天橋から見る紅葉は絶景です。
東福寺