拝観料:庭園(500円) 本堂(追加料金100円)
歴 史
後醍醐天皇の冥福祈願のため、足利尊氏が建立した
臨済宗天龍寺派の総本山。
尊氏は、この寺の造営資金獲得のために元との貿易を再開し、
幕府公認の貿易船『天龍寺船』を運航させたといわれています。
また、この寺は京都五山の第一位として広大な寺領を持ち
勢力を振るっていたのですが、
室町幕府の衰亡とともに衰えました。
見どころ
現在、境内には総門七堂伽藍が建ち並んでいますが、
いずれも度重なる兵火で当寺の建造物は
ほとんど残っていないとのことです。
そのため、現在の諸堂は明治時代に再建されたものです。
また、特別名勝に指定されている曹源池庭園は夢窓国師の作庭で、
嵐山と亀山(小倉山)の借景を巧みにとりいれた
回遊式庭園は優美で、独特の美しさをみせています。
天龍寺塔頭・宝厳院 洛西の名園が一般公開されています。
『獅子吼(ししく)の庭』は、
江戸時代の『都林泉名勝図絵』に紹介された、
洛西の名園中の名園です。
借景の嵐山とともに、色づく秋の情景を満喫できます。
拝観料500円、天龍寺塔頭・弘源寺 細川家ゆかりの本堂から見る
嵐山の景観は絶品。
大覚寺と天龍寺塔頭・宝厳院、二尊院、祇王寺が4カ寺が、
『共通拝観券』を初めて発売しています。
散策コースの地図や各寺の紹介をした冊子で
1冊1450円で販売しています。
天龍寺