歴 史
嵐山の大堰川に架かるこの橋は嵐橋とも呼ばれ、
古くは平安時代の始めの承和3年(836)に空海の弟子、
道昌が大堰川を修築したおりに架橋されたものといわれています。
渡月橋の呼称は、亀山上皇が曇りのない夜空に
月がさながら橋を渡るようなさまをみて
『くまなき月の渡るに似る』と感想を洩らしたことから、
『渡月橋』と呼ばれるようになりました。
見どころ
渡月橋の南にそびえる標高375mの『嵐山』は 桜の名所として有名で、
この桜は後嵯峨上皇の亀山殿造営の際に
奈良の吉野から移植されたものです。
春の桜、夏は緑、秋の紅葉、冬は雪景色と
四季折々の美しさをみせてくれます。
毎年11月上旬、嵐山・渡月橋一帯で
平安船遊び絵巻(嵐山、渡月橋の上流に船を浮かべ、
今様、狂言など様々な芸能を披露)を行っています。
渡月橋