二尊院
時間:午前9時〜午後4時半/拝観料:500円
歴 史
平安時代初期、承和年間(834〜847)に
嵯峨天皇が慈覚大師を開祖として建立したのが起こりです。
その後荒廃しましたが、法然上人らによって再興されました。
応仁の乱によって堂宇伽藍が全焼しましたが、
本堂・唐門のみ約三十年後再建されました。
本堂「二尊院」の勅額(後奈良天皇)、
唐門『小倉山』の勅額(後柏原天皇)は、
この時に下賜されたものです。
見どころ
本堂右に釈迦如来像、左に阿弥陀如来像の
二本尊(ともに平安末期の作で重文)を安置しており、
二尊院の名もここから名付けられました。
正しくは、小倉山二尊教院華台寺ということです。
山腹の墓地には、三条実美・角倉了以・俳優の阪東妻三郎など
有名人の墓が多数あります。
また、総門をくぐれば「紅葉の馬場」と呼ばれる
広い参道がありますが、ここは紅葉の名所として有名で、
秋ともなれば多くの人がここを訪れます。
人気のない時期はほんとに落ち着いた雰囲気のお寺です。
大覚寺と天龍寺塔頭・宝厳院、二尊院、祇王寺が4カ寺が、
『共通拝観券』を初めて発売しました。
散策コースの地図や各寺の紹介をした冊子で
1冊1450円で販売しています。